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2009.11.09 Mon l 日記 l top
アイの物語 (角川文庫)アイの物語 (角川文庫)
(2009/03/25)
山本 弘

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単純なSFとしてもその体をなしているのですが、
人が地球支配の実権を失った未来、新しい支配者である
AIと人が、物語を通して、世界と愛のあるべき姿を
強力に訴え、そして問いつづける珠玉の一作です。

『理解できないものは、拒絶するのでは無く、受け入れる。』

本書を読み終えたとき、この言葉が胸に突き刺さると思う。
人の作りサダメも、そうでない悲劇も、世界の調和も、人生の意義も、
あまりに混沌としていてる現実から本質に光をあて、
クリアに道筋だてた本。筆者はこの本で、本当に世界に一石を投じようとしているのかもしれない。

SFだけれども、すべての人に読みやすいレベルだと思う。是非、お勧めします。
ぼくはサハラ砂漠でこの本を読みながらずっと泣いていました。
2009.10.25 Sun l l コメント (0) トラックバック (0) l top
全ての人間は認知症だという。


本当にそうだと思う。崇高な目標も、抜き身の刃物のような精神も、

博愛に満ちた決意も、全ては日々の中で減衰し、変遷する。

そいうったうねりの中で、脳は現実と理想のバランスをとり、

悲しみと喜びを中和させ、また、記憶を定着させるんだろう。


でも願わくば、自分の中の全ての決意が、まったく劣化しなければよいのに、と思う。

それが無理ならば、トラウマも悲劇も、全て当時のままの感情で

保存されてもよいから、脳が違った保存的な構造であったならよかった、とも思う。


自分は自分といつまで戦えるんだろう、という不安と戦っている。

人生はずっと自己との戦いだろう。他人との勝敗はつけられない。

それぞれの多面的な価値観があるから。

でも自分にどれだけ妥協したかは、自分だけは一番よく知っている。

そして心は、初志を貫徹するにはあまりにも脆い構造をしている。

一生自分にまけないように生きていけるんだろうか。


いろんな誘惑にぎりぎりで打ち勝ちながらも、自分を磨き

家族をずっと守りつづけられるのかな。

日々の埋没への誘惑は年々強くなりつづけてる。

なんて、精神の脆い生き物なんだろう。


人が全て合理的で、崇高で、世界のモデリングが性格で

決意と約束を反故にせず、忘却しない生き物なら、

多少つまらない世界だったかもしれないけれど、

貧困も、悲劇も、ずっと少なかっただろうとおもう。

それらは全ては人間が自ら作っているもの。


自然界からの立場では、人は地球に生かされている。

人間界からの立場でいえば、人が世界を動かしている。

自己の行動と精神を完璧にコントロールすることは、

ミクロで見れば世界を手中にする事と同義。

あとはスケールさせるかどうかの瑣末な問題だと思う。
2009.10.25 Sun l 日記 l コメント (0) トラックバック (0) l top
最近になって、新人君のメンターになりました。
自分のことだけでもせいいっぱいなのに、新人君を育てるのはなかなか厳しい。
完全に自分のペースとリズムが崩れ、いい感じに過去は帰れていたのに
いまは22、3時くらいはあたりまえになってしまった。

唯一の心の支えは、自分が新入社員だったころ、先輩に
同じように支えてもらったことです。あの日々があるからこそ
もらったものを返したいと思える。

どれだけ辛くなっても、その気持ちは減衰させないようにしたい。
好意は好意で返す。そうやって地球は回ってる。
2009.10.19 Mon l 日記 l コメント (0) トラックバック (0) l top
週末に有給を1つ繋げて、3宿4日で両親と韓国へ行ってきました。
彼女のご両親にご挨拶をする為に。

彼女のご両親には個人的には会ったことがあるのですが、
両家族で会するのはこれが始めてです。
形式ばったものは何も無かったけれど。実質、結納みたいなものです。

今日帰ってきたばかりで、なんだかまだ現実に戻れていませんが
結構楽しく過ごせました。先方の両親が出来た方々で
娘が他国にいってしまうことになるだろうに、
いつも優しく見守ってくれてありがたい限り。

彼女もうちの両親にいつも優しくしてくれて、
今回は両親をいろんな名所に案内してくれました。
彼女と、うちの母親が腕を組んで歩いている姿をみて
なんだか胸が詰まる思いでした。

今まで、誉めらないような事も沢山してきたし
叩けば埃もでる人生だったけれど、この人だけは
本当に幸せにしたいし、守っていきたいな、と。

そして、歴史の連鎖のようなものを感じました。
過去と未来、そして異なる家族同士は、こうやって
一つの家族になっていくんだなーと改めて実感しました。
これが人という種が生まれてから、何回も何回も繰り返されてきた事で
自分もその歴史の一部になるんだと。

生きるという事は本当に不思議。
誰に頼んで、そして頼まれて生まれてきたわけでもなく
無理難題や苦しみをふっかけられて、辛い思いをして
死にたいような理不尽も起こったりする。
楽しくても、美しい時間を過ごしても、生はいつか終わる。
それでも、この連鎖の中に身をおけて
数々の悲しい事と、そして心躍る事を経験でき
こうして、種の未来に繋がっていける事には喜びを感じます。
出来ることなら、自分の子孫がどんな地球の未来をつくるのか
見届けることが幸せなのにな。。


さてさて、こうして国籍の違う二人は、無事一つの家族になりそうです。
日本/韓国国内というミクロな視点でみたら、いろいろ問題もある
お国柄同士なんですが、あまりそれにこだわってはいません。
彼女の魂にひかれてしまったので、しょうがないってのもあるけれど
『他人の問題』を『自己の問題』として処理できるよう視点を広げ
いかなる先入観にもとらわれず、真実のみで、外界のモデルを自己の中につくり
選択基準にしていく、という生き方が理想です。
いかなる偏向基準が世界にあっても、いかなる意思無き形骸主張がそこにあっても
外の世界の実際がどうあれ、自分は自分の考えと生き方をまっとうしたい。
正しいものは常に正しい。そんな選択を、しつづけていきたい。
2009.10.13 Tue l 日記 l コメント (0) トラックバック (0) l top